\(^o^) 日本文学Web図書館Q&A (^o^)/
*日本文学Web図書館に寄せられるご質問をQ&Aにまとめました。
【Q1】「日本文学Web図書館」の総合メニューで押せないボタンがあるのは何故?
【A】大学図書館や研究室など、それぞれご契約をいただいているライブラリーのみご利用が可能です。
【Q2】和歌・連歌ライブラリーと和歌・連歌・俳諧ライブラリーはどう違うの?
【A】和歌・連歌・俳諧ライブラリーは和歌・連歌ライブラリーに『古典俳文学大系』という書籍のデータが追加されたものです。日本の短詩系文学である和歌・連歌から俳諧までを横断検索できるのが特徴です。
【Q3】歌番号って何?
【A】歌集に収められている歌に便宜的に頭から振られた番号のことです。なお、歌番号が左右二つある集があります。『新編国歌大観』の勅撰集と万葉集です。これらの集の番号のうち、右が新大観番号、左が旧大観番号になります。
【Q4】[句検索]の「句」って何?
【A】和歌(短歌)を構成する五・七・五・七・七、連歌、俳諧の五・七・五のそれぞれのかたまりのことです。
【Q5】[語彙検索]の「語彙」って何?
【A】[語彙検索]画面の上部に「序・詞書等」「左注」「判詞・評語等」とあるように、和歌・連歌・俳諧・漢詩句やそれ以外も含めたすべてを対象にしたデータ、という意味です。
【Q6】[句検索]と[語彙検索]の違いは?
【A】[句検索]は、和歌や句の一部、または全部(漢詩句もふくむ)を歴史的仮名遣いのひらがなで入力して、該当の和歌や連歌、俳諧の作者、出典、および表現などを調べるためのものです。
[語彙検索]は和歌や句、および、それ以外の序や詞書、左注などの語を表記で検索して調べるためのものです。
この二つの大きな違いは、実は索引データをもっているか否かにあります。[句検索]には歴史的仮名遣いひらがなによる総句索引データがありますが、[語彙検索]には索引データがありません。検索は本文そのままの表記による、いわゆる表記検索になります。
【Q7】和歌や連歌、俳諧の語を調べる方法は?
【A】歌中の語や句中の語を調べる方法は、[語彙検索]よりも[句検索]の部分一致検索の方が便利です。たとえば「霞」が含まれる歌や句を調べたいときは、入力欄にひらがなで「かすみ」と入れて右クリックすると小窓が表示され、そのなかから〔部分一致〕を選択することで可能になります(何もしない場合は〔前方一致検索〕、その他〔後方一致〕があります)。
【Q8】詞書や左注などの和歌以外の語を調べるには?
[語彙検索]のOR検索が便利です。例えば「ほととぎす」の例では、本文表記は「ほととぎす」「ほとゝきす」「杜鵑」「時鳥」「不如帰」「霍公鳥」「郭公」「子規」等々が想定されますので、これらをORの入力欄に入力して検索します。
【Q9】国歌大観って何?
【A】「国歌大観」の正式書名は『新編国歌大観』です。書籍版は全10巻20冊で、勅撰集をはじめ、私家集・私撰集・歌合などの作品を広く収めた全集です。([序・凡例]参照)
【Q10】私家集大成って何?
【A】「私家集大成」の正式書名は『新編私家集大成』です。個人の歌集に特化し、広く集められた全集です。([序・凡例]参照)
【Q11】国歌大観にも私家集があるけど私家集大成との違いは?
【A】同じ私家集でも国歌大観は編集方針により、仮名遣いや漢字の統一などを行い、あきらかな誤りを訂正(校訂)していますが、私家集大成では底本の表記をそのまま掲載しています。比較してみるのも面白いでしょう。また、個人の歌集でも歌数の違う伝本もあり、それらの本も収載していますので、『新編国歌大観』とは異なる表現もでてくることもあります。
【Q12】歌書集成って何?
【A】書籍版の『新編国歌大観』の刊行後に発見された『拾遺現藻和歌集』のほか、散佚歌集切といって元の歌集が色々な理由でバラバラにされ、伝わったものが収められています([序・凡例]参照)。また、『日本詩紀』『日本詩紀拾遺』の漢詩集も収載、和歌・連歌・俳諧だけではなく漢詩句の検索も可能としています。今後も新たに発見された歌集切や勅撰集の別本なども収載していきます。
【Q13】俳文学大系って何?
【A】「俳文学大系」の正式書名は『古典俳文学大系』です。[歌集・俳書一覧]でわかるように、元は16巻+増補巻からなる俳諧作品を集めた全集です([序・凡例]参照)。俳諧の句や語を検索することのほかに、作者別や出典別の検索も可能です。作者別句検索では、俳人の俳号別に句の検索が可能で(芭蕉の俳号、宗房・桃青・風羅坊…)、これは画期的です。
【Q14】解題って何?
【A】個々の作品の著者や成立事情、内容、体裁などを解説したもので、この中にも和歌が含まれていることがあります。